『入門・医療倫理III』第4章 「公衆衛生の歴史」が特別公開されました

井上悠輔さん(東京大学医科学研究所)が執筆された「公衆衛生の歴史」(『入門・医療倫理III』勁草書房2015年、第4章)が、勁草書房のウェブサイトで部分的に公開されました。

 2021年1月現在、新型コロナウイルス感染症への対応をめぐって新型インフル特措法や感染症法の改正の議論が続いていますが、政府レベルでも感染症法の歴史についての認識が深まっていないように思います。ハンセン病の隔離政策と差別の問題への反省ということだけでなく、戦前戦後の感染症対策の流れを踏まえて、現在の問題を考える必要があります。2015年刊行の本書『入門・医療倫理Ⅲ 公衆衛生倫理』第4章では、日本の公衆衛生の歴史と関連法規をコンパクトに紹介しており、類書はほとんどありません。公衆衛生に関する政策立案者やメディア関係者の方、このテーマについて理解を深めたいすべての方たちに今こそお読みいただきたいと考えて、特別に公開することにしました。以前に公開した同書の第9章「感染症対策」とあわせて、ぜひご覧ください。
(「けいそうビブリオフィル あとがきたちよみ」より)

本文は以下から読むことができます。

あとがきたちよみ 特別公開Ⅱ『入門・医療倫理III』第4章 公衆衛生の歴史

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