新型コロナウイルス感染症に関する新聞記事(2020年1月〜)をELSIの観点からまとめたパンデミックELSIタイムラインを作成いたしました。タイムラインの作成作業は京都大学の学生、安藤萌音(農学部)、伊沢亘洋(文学研究科)、大社裕典(工学部)、澤田あおい(工学部)、沼田詩暖(文学部)が担当しました。
タイムラインの作成にあたり、NOT SO BAD社に技術提供していただきました(ウェブサイト:https://the-timeline.jp/)。
使用方法
タグについて
左のタグから関心のあるものにチェックを入れると、該当する記事のみ表示されます。
「アクターカテゴリ」は誰についての記事なのかについて指定するタグです。
「カテゴリ」は新型コロナウイルス感染症のどのような側面についての記事なのかを指定するタグです。
「カテゴリ」タグの中で(オピニオン)と書いてあるものは、記者、専門家、市民などの意見を指定するタグです。
「国」タグはどの国についての記事なのかを指定するタグです。
操作について
右の矢印(>、<)でスクロールができます。
右の+ー(ルーペ形のもの)で拡大縮小ができます。
こちらのURLからご利用ください。
作成方法
記事の収集
タイムライン上の記事は、本パンデミックELSIプロジェクトに関わる倫理、法、歴史学の専門家がリアルタイムで集めたものになります。
網羅性が保証されているとは言えません。
パンデミック初期(2020年1月)から、ELSI的観点から見て注目される記事を2000件以上収集してきました。現在も更新中です(更新されるまでに1〜2ヶ月のタイムラグがある場合があります)。
タグづけ
収集した記事を全て本プロジェクトで雇用している学生が読んだ上で、「国」「ファクト/オピニオン」「アクターカテゴリ」「カテゴリ」の4種類のタグ付け作業を行ないました。
「アクターカテゴリ」とは記事で紹介されている事象・事件の主体についてのタグです。政府行政機関、国際機関、企業、市民、病院など10種類に分類しました。
「カテゴリ」は記事が新型コロナウイルス感染症関連のどのような問題を語っているかについてのタグです。ワクチン、政策対応、医療、情報技術など16種類に分類しました。この分類の仕方については学生3人がまず別々に分類作業を行なった上で、最後に本プロジェクト教員と相談しながら分類を統一するという方法を採用しました。記事が複数の問題について語っている場合には「カテゴリ」タグを複数与えました。
「オピニオン」は意見を述べている記事を示すタグです。オピニオンは記事の中で、専門家や記事の書き手が述べている意見になります。事実も意見も含む記事については記事の内容を切り分けた上で別個にタイムライン上に配置しました。
「国」タグは記事がどの国で起きている問題を語っているかについてのタグです。複数の国について語っている場合には「国」タグを複数与えました。
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